• 一般財団法人西高会は学校とPTAと同窓会を母体とした一般財団法人であり、「西高の夕べ」などのイベントを企画・開催し、地域の皆様方に開かれた事業を行っております。

2024年度 パネルディスカッション

   
2024年度
テーマ 「拝啓 16歳のきみたちへ」
開催日 2025年3月10日(月)2~4時限
場 所 西高 視聴覚ホール
対象者 西高1年生(79期)
パネリスト
(32期)
麻生重樹、井上葉子、男澤顕、貝塚(宮田)泉、藤川浩、南方健志、山口(浅村)京子
司会:黒田長憲
コーディネーター:八重樫直穂、徳竹成之、石井(加藤)智子
内 容
朝からぬけるような青空で、春の柔らかな日差しが注いでいました。視聴覚ホールに入ると続々と集まってくる1年生、女子生徒の姿が多いのに驚きました。というのも32期は旧制中学の名残で生徒の男女比がまだ2対1の時代でした。私などは学年の女子は皆分かるけれども、男子は話した事がない人がたくさんいます。男女枠撤廃を意識してパネリスト7名中女性3名に参加していただきました。パネリストたちの西高時代はさまざまでした。部活動、記念祭などの学校行事に燃えて充実した日々を送った人がいる一方、さまざまな理由から「いろいろとがんばってみたがうまくいかず」「高校生活は後悔の日々」と語る人もいました。いずれにせよ、 高校時代の経験はその後の人生に大きな影響を与えたようです。高校時代の回想場面では、「多様性(部活に100%の人から帰宅部まで)を受け入れる」という西高の伝統的な校風を再認識しました。西高卒業時に明確に将来を描いていたのは少数で、まずは自分の興味関心のある分野で理系、文系を決め、そして大学に進学したのが大半でした。職業選択の際に重視したことでは「やりたいこと」「自 分に合っていること」「自分が大切だと思うこと」が多くのパネリストから挙がりました。西高生ならではの「世の中のため、人のため」という発言もありました。大学での学びを深めて職業選択に活かした人が大半でしたが、理系学部を卒業後、一念発起し公認会計士になった人もいました。社会に出てから上司など多くの人との出会いをきっかけに自分を見つめ直し、転職しさらに専門性を追求し続 ける人、国際的な組織に活躍の幅を広げている人もいます。「人との出会いが人生の転機となった」という話を聞くにつれ、そういう状況を創りだす西高生のコミュニケーション能力の高さを改めて実感しました。今回、偶然にも司会も含めると3名が剣道部でした。剣道部、バレー部など定期的に集まって旧交を温めている部活も多いようです。また、仕事をしていく中で多くの西高同窓生と出会い、また 海外でも西高会がありと西高卒からもたらされる人脈の広さを再認識しました。 生徒さんから「食品会社の社長さんに女性が少ない」ことについて意見を求められるとパネリストから「日本のGender Gapは問題」「数値目標をつくらないとダメ」などさまざまな意見が出て白熱した討論が展開されました。

以下パネリストの発言から
「迷い、悩み、不安はあるけれどまずは動いてやってみる」「仲間とOne Teamで仕事をしていく」「ON/OFFをつくることが大切」「(システムが上手く動かない時も)明けない夜はない!と考える」「3年後、5年後自分はこうありたいと言葉にして書き出す」「研究者には世の中の仕組みを理解した上で当事者意識をもち、物事の本質を見る力が必要」「西高ではいろいろなことができるので好きなことを求めてトライして!」「会計士の職場では半分は外国人なので英語は必要」「初志貫徹、後悔はない」

79期の皆さん、テストが終わり、ほっと一息、そして午後からはクラスマッチという日にもかかわらず熱心に聞いてくれてありがとうございました。今後の進路選択の参考に少しでも役に立てば幸いです。 (32期評議員 石井〈加藤〉智子)

備 考 出典:東京都立西高等学校同窓会会報第59号